「魚」から、食の循環を重視する食育を考えてみませんか
「魚」から、食の循環を重視する食育を考えてみませんか
「魚と食育」フォーラム―
「日常的な水産物の摂食とその効果に関する食生態学的研究」結果をふまえて
私たちは財団法人東京水産振興会による調査研究事業で、“日本人にとって、日常的に魚等の水産物を食べることは望ましいことか、その根拠を明らかにする”目的で、実践研究を進めてきました。実践研究の視点・視野は、人間の食についてライフスタイルや環境とのかかわり(循環性)を重視する「食生態学」とその実践です。
今回、食生活、健康、生活、教育、生産・流通、地域・環境等の関係者の方々といっしょに、実践研究の結果を共有し、食育にかかわる多くの人々(学習者、生活者はもちろん、支援する専門家(地域づくりや行政担当者も含む)にとって、楽しく、効果的な、科学的根拠のある食育の方向や方法を考えあうフォーラムを開催いたします。
このフォーラムの討論を出発点にして、生活の質(QOL)と環境の質(QOE)のよりよい共生をめざし、子どもたちも仲間に入れた「魚と食育」実践をすすめていきたいと考えています。
●日時:2009年1月24日(土) 13時30分から17時 (開場13時)
●場所:虎ノ門パストラル 本館1階「葵の間」
●主催:財団法人 東京水産振興会 共催:NPO法人 食生態学実践フォーラム
●プログラム:
13時30分 開会
13時40分 基調報告Ⅰ 地域における“人びとと魚”のひだ深い循環
―自然環境や魚生態への関心(自然・食環境観)は日常的な魚を食べる行動、バランスのとれた食事、家族といっしょの人間関係、生活への満足度等を高めることにつながっている
・・・報告者 足立己幸(名古屋学芸大学大学院教授・保健学博士・食生態学/食教育学)
14時30分 基調報告Ⅱ 食卓における魚料理の多様な展開
―1日に、1尾または1切れの魚料理(60g位)+アルファア(いろいろの料理の中で合わせて30g位)を食べている食事パタンの人の食事は1日全体の栄養素・食材・料理のバランス良好につながっている
・・・報告者 針谷順子(高知大学教育学部教授・博士(栄養学)・ 調理教育学)
15時20分 実践事例報告:「魚の循環(まるごと魚)と食育」の試み
A 小学生といっしょに学ぶ“まるごと魚”
・岡山県K小学校の特別活動での実践 本田真美(就実大学人文科学部准教授)
・埼玉県内A小学校の家庭科での実践 高山悦子(鶴ヶ島市長久保小学校教諭)
B 地域ぐるみですすめる“まるごと鮭”体験学習
・北海道S町の地域づくりの中で 金田照男(北海道標津町商工観光課参事)
(休憩)
16時20分 総合討論:「魚と食育」をどうすすめるか
全国各地での多様な実践(研究班メンバー)を含め、参加者とともに課題の焦点を明確にしつつ、食環境やライフスタイルの特徴に対応した実践の展開について討論をします。
17時 閉会
●参加者に希望により、上記研究報告書を進呈します。
●申し込みは下記のいづれかへ
財団法人 東京水産振興会振興部(木村)
E-mail: tkyfish@blue.ocn.ne.jp
Fax: 03-3533-8116
(Tel: 03-3533-8111)
NPO法人食生態学実践フォーラム事務局
E-mail: forum0314@angel.ocn.ne.jp
Tel&Fax: 03-5925-3780
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ぜひ参加したいです!