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2021-05-14

栄養・食教材開発のPDCAモデル

食育で、学習内容や方法に直接影響する「栄養・食教材」が学術的な評価をされない、軽く扱われ、安易に(時には間違った内容で)転用されている現状への怒り・反省・対策を書いてみました。対策の一つとして「栄養・食教材開発のPDCAモデル」を構築し、提案しました。

論文タイトルは

持続可能な「栄養・食教材開発のPDCAモデル」の提案:食生態学を視座とする教材開発プロセスでの検証」

著者:足立己幸・安達内美子

 

PDCAサイクルが「食の営み」のホール(FNDホール)と「学芸の営み」のホール(SAホール)の二つのホールから資源を得て、かつ開発された質の高い「栄養・食教材」が二つのホールの新しい資源となって、PDCAを持続可能に循環し、目指すゴールへ近づいてゆくことを特徴としています。

開発の仮説モデルの検証に、日本栄養士会健康増進のしおり(2017-2)『「主食・主菜・副菜」に注目! 簡単に楽しく健康な1食を』を事例にしています。

公表後すぐ、この「栄養・食教材開発のPDCAモデル」を使って、自分たちが作成した教材のセルフチェックをして、改正案の検討をしているグループの報告を受けました。

ぜひ、活用し意見を交わし合い、より活用しやすいモデルへと進化・発展したいです。

栄養・食教材開発のPDCAモデル論文0330