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2009-01-26

「魚と食育」フォーラム

おかげさまで、昨日、会場いっぱい、北海道から愛媛県までの全国各地からの参加者の方々を迎えて、「魚と食育」フォーラムが開催されました。

前のブログに書いたプログラムどおりに、
①「日常的な魚摂食に関する食生態学研究」結果を踏まえた基調講演2本と
②食育介入研究の事例報告2本と、(研究班メンバーではありませんが)特別に依頼した“地域丸ごと食育”実践の北海道標津町の実践報告、
③これから「魚と食育」をどう進めるかの総合討論の構成でした。

その日の夜から、メール等での感想や注文が寄せられています。少しずつ紹介し、議論していきたいと思いますが、とりあえず、一つ。学生といっしょに“地域の特徴をいたした食育”プログラムを始めようとしている大学教員からのメールです。

前略……
本日のフォーラムで、食育とのかかわりで“丸ごと魚”がいろいろあることに驚きました。
“小魚は骨にはカルシュームがたくさん含まれているので、丸ごと食べましょう。”“1匹のさわらを子どもたちの目の前で解体し、いろいろの部位があること、それぞれにおいしい食べ方があることを……”等「魚一匹のまるごと」。

一方、鮭の水揚げから、ハサップシステムに基づいて安全・安心な流通、調理、食べる、地域産業として地域の活性化に……という町の取り組みを全部、子どもたちが見て、体験学習・参加して学ぶ。そのための条件や環境づくりに町ぐるみで関わる。都市地域から来た子どもたちといっしょの食育をすすめる「地域の取り組み丸ごと」。

食育で何を育てるかによって、どの“丸ごと”を学ぶことがよいのか、適しているかを考えなければならないことに気づきました。

「丸ごと魚」の重層性といってよいでしょうか。

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